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サソリ狩りである程度こんぼうの扱いにも慣れてきて、楽に敵を倒せるようになったので、そろそろ自分の目標を決めてみたい。
ご主人にそう告げると、一枚の紙を手渡された。

生産職と他スキルとの相性

生産スキル	材料入手スキル	製品販売相手
料理	戦闘スキル全般、釣り、収穫	全キャラ
鍛冶	採掘、裁縫、薬調合	近接戦闘系スキル、他戦闘系スキル
醸造	収穫、戦闘スキル全般、採掘、伐採	全キャラ
木工	伐採、裁縫	こんぼう、弓、魔法系スキル、調教、釣り
裁縫	戦闘スキル全般、収穫	魔法系スキル、回避
薬調合	戦闘スキル全般	戦闘系スキル全般、採掘、伐採、鍛冶
装飾細工	採掘、裁縫、戦闘スキル全般	魔法系スキル
複製	戦闘スキル全般、裁縫	全キャラ

ただし、上記のスキル＋取引スキル10の技オープンセラーは必須。取引20レベルの技オープンバイヤーがあれば、材料を自動買取が可能のため、材料入手スキルは不要となる。

どうやら、各生産スキルと、その材料入手のためのスキル、出来た製品の主な顧客相手の表のようだ。
例えば＜木工＞スキルなら、＜伐採＞や＜裁縫＞スキルで材料を揃える。そして出来た製品は＜こんぼう＞、＜弓＞や＜調教＞、＜釣り＞などのスキル所持者に売れる、ということだろう。
まあ、どちらにしても、＜取引＞スキルが無いと販売も買取も出来ない。
＜取引＞スキルを上げるには、トレードをすればいいらしい。

ご主人。ちょっとトレード付き合ってくださいよ。

「今、水着作ってて忙しいからダメ」

とのこと。
裁縫屋を営むご主人は、この寒い中、ひたすら水着を作っておられる。
近寄ると怖いので、誰かに協力を仰ぐ事にした。

名前を公表することは避けるが、協力してくれたアルケィナ*1の女性には感謝の意を表明したい。

トレードをしながら、自分の行く末を想像する。

何かを作るのもいい。
だが、それよりも、生産者のために材料を入手するプロフェッショナルになりたい。

そんなことを考えながら、ひたすら溶鉱炉で使うトングをトレードし続けた。

*1:魔法使いのギルドメンバー